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当期(46期)の業績および次期(47期)の見通しについてお聞かせください。
一昨年秋以降の世界的な金融不安や経済の悪化からの一部持ち直しの基調は見られるものの、当社の需要業界である建設業界の落ち込みは大きく、政権交代による公共投資の大幅な減少や民間の建設・設備投資意欲の減退など非常に厳しい状況に陥りました。
こうした中、既存製品に加え、「アンカー打込機」、「テクノテスターAT‐200」、「サイズミックコアドリル」、「集じんドリル」等の新製品を積極的に展開したほか、45期に特損(棚卸し資産の除却損)を計上したため、減収増益となりました。
47期の見通しについては、引き続き公共投資の減少や鋼材価格の上昇傾向といった外部環境の影響が大きいと考えております。しかしながら、リニューアル事業の需要が増えている点や環境分野でも需要拡大してきている事から、あと基礎アンカーやセンサー事業などの新商材にも期待しています。売上高は143億円、経常利益2億38百万円と増収増益を見込んでいます。
新社長としての抱負をお聞かせください。
「企業は人なり」、人財育成こそ、経営トップの最も重要な使命のひとつと捉えています。当社の発展のためには人財力の向上は欠かせません。当社では45期よりサンコーテクノ人財像を掲げ、「創造・挑戦・共生」をテーマに啓蒙活動を展開しています。47期はこれをさらに推し進め、個人の目標管理に落とし込んでいきます。もちろん社員に求めるばかりではなく、社員が安心して働ける環境の整備とやりがいのある仕事の提供、また社員やその家族が安心して生活できる環境を約束することがトップの役割と考えています。
新たな中期経営ビジョンについてお聞かせください。
2010年(47期)より新たに、2014年(51期)までの中期経営ビジョン、「安全・安心・環境をキーワードに事業領域を拡大し200億円企業となる」を打ち出しました。そして、そのビジョン達成の具体的な取組みとして、「PLAN2014」を作成。それがチャレンジ35である3つの改革と5つの施策です。ヒューマン改革・システム改革・組織改革の3つの改革を達成するためには、何より‘意識改革’が必要です。経営幹部はもちろんのこと、全社員が一丸となって現状を見直し、目標達成にむけた改革を遂行します。失敗を恐れず新しいことに果敢に挑戦し続ける企業文化と人財を創るために、集中と即行をもって実践する所存です。
この数年を見通して成長を牽引する分野は何でしょう?
中期経営ビジョンでも掲げている通り、今後の当社を担うキーワードは「安全・安心・環境」であり、それに関連した研究開発が重要です。具体的には47期は大きく2点の商材について研究開発を行ってまいります。1点は、あと基礎アンカーをはじめとした環境分野で特に太陽光発電関連のファスニング商材の開発です。そしてもう1点は、今期より新設したセンサー事業部が取り扱う、アルコール測定器の新製品開発です。既存の建設分野のファスニング事業だけでは、今後の成長は見込めません。今後も「安全・安心・環境」をキーワードに、積極的な研究開発やM&Aを展開してまいります。
最後に、株主の皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は、配当性向30%を目標に、安定した配当を継続するという配当政策を堅持してまいりました。45期はその政策に基づき、内部留保を取り崩す形で配当を維持してまいりました。しかしながら46期につきましては、引き続き当社を取り巻く環境は厳しく、内部留保も勘案し、一株当たり30円(前期実績40円)の配当とさせていただきます。内部留保金につきましては、企業価値向上のための投資に活用し、将来の事業展開を通じて、株主の皆さまに還元させていただきますので、ご理解賜りますようお願い致します。新たな中期ビジョンのもと全社一丸となって取り組んでまいります。今後も温かく見守っていただきますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
中期経営戦略(2010年~2014年)
安全・安心・環境をキーワードに事業領域を拡大し200億円企業となる
成長性の追求、収益性の追求
ファスニング用途拡大と新市場の創出
販売基盤の強化(営業力・商品力)、原価統制の構築
サンコーテクノグループのコラボレーション強化、採算性を重視した組織体制の構築
活き活きと働ける風土づくり、次世代を担う人財確保と育成強化、倫理経営の推進・強化